課題B2:火山観測に必要な新たな観測技術の開発

概要

電力や通信手段のない地域における火山観測では、電力の確保とデータ伝送手段の確保が観測の隘路となっているほか、噴火が発生した際には、立ち入り規制のため、直接現地に立ち入っての観測装置の設置、火山ガスの観測及び火山灰の採取等が困難となっている。また、現在、火山体の内部構造の把握は、地震観測や地殻変動観測を中心に行われており、地下浅部の構造に関しては知見が蓄積されつつあるが、地下深部の構造を把握する技術開発が遅れており、これらの諸問題を解決するための新たな観測技術の開発が必要となっている。
そこで、多方面の火山観測技術を高度化し、より精度の高い火山観測を実現するための最適なシステムを開発する事業をフィージビリティスタディ(FS)として募集する。
FSの期間は原則1 年とし、年度末に評価会において評価を行うこととしている。なお、実施にあたっては、他分野の研究者が必ず含まれる体制で望むこととしている。

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