課題D-2:リアルタイムの火山灰ハザード評価手法の開発
概要
火山灰のリモートセンシング観測と火山周辺の風の観測を、従来型の火山観測及び降灰観測と結合させることにより、火山灰ハザードの予報的及び即時的評価のための技術開発を行う。さらに、噴火発生前の確率的降灰予測の技術開発を目指す。
詳細
成果目標及び実施方法
降灰量の予測精度を-50%~+200%とすることを目指す。
- リモートセンシングによる火山灰放出量の即時把握
- 火山観測データを起点とする火山拡散予測の高速度化
- 高空間分解能風速把握による火山灰拡散予測の高精度化
- 火山灰拡散予測のためのオンラインシステムの技術開発
- 火山噴火の統計処理による確率的降灰予測
アウトプット・アウトカム
- リモートセンシングによる火山灰量把握手法の確率
- 風速場の高分解能化による他の発散物への拡張
- 気象庁降灰予報への貢献
- 地域防災計画等への貢献
- 火山周辺自治体への予測データ即時提供
- 機関への予測データ即時提供
実施体制
- 【分担責任者】
- 国立大学法人京都大学
防災研究所教授 井口 正人