次世代火山研究・人材育成総合プロジェクトでは、社会が期待する火山防災への貢献を目指して、我が国の火山観測研究の水準を飛躍的に引き上げるとともに、広範な知識を有する火山研究人材を育成することが求められています。そのアウトプットの一つして、「火山噴火の発生確率を提示」が挙げられており、他分野との連携・融合を図り、「観測・予測・対策」の一体的な研究を推進により実現を目指します。
本勉強会では、火山噴火の予測手法の開発をもとに、火山学的側面から、噴火確率(あるいは事象分岐確率)の実現可能性について検討するとともに、社会学的・防災行政的側面からの要求とのマッチングについて意見交換を行うものです。
開催日時・場所
日時:2017年12月15日(金) 13:00~ 16:30
場所:東京大学地震研究所 2号館 5階 第1会議室
プログラム(敬称略)
〇趣旨説明 13:00 – 13:10 防災科研 藤田英輔
①事象分岐について
13:10 – 13:30「事象分岐イベントツリー概論」東大地震研 中田節也
13:30 – 13:50「気象庁における噴火警戒レベル判定基準の現状」 気象庁気象研究所 山里平
②確率評価手法について
13:50 – 14:10「全国を対象とした火山災害危険度評価に関する研究(損害保険料率算出機構 平成20年)」
アジア航測 千葉達朗
14:10 – 14:30「降灰対策のための火山噴火の確率的評価」電力中央研究所 三浦大助
14:30 – 14:50 休憩
③確率表現の社会性
14:50 – 15:10「次世代火山研究推進事業で目指すべき対策課題」東大総合防災情報研究センター 関谷直也
15:10 – 15:30「確率表現と社会の受け止め方、必要とされる情報について(各種災害事例から)」
山梨大学大学院総合研究部 秦 康範
15:30 – 15:50 休憩
〇総合討論 15:50 – 16:30
事象分岐・確率に関する勉強会プログラム-2
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